专利摘要:
異常なバッテリ消耗を、埋込医療装置において検出できる。電量計と、容量−電圧装置とを使用することによって、消費バッテリ容量を測定できる。それらの測定値を、バッテリ状態を判定するために融合することができる。よって、大電流消耗障害を識別すべく、バッテリ電圧が指定閾値未満に低下することを検出できる。更に、障害を検出したことを示すためにアラームを提供できる。消費したバッテリ容量に応じて、指定閾値を決定できる。
公开号:JP2011508871A
申请号:JP2010537921
申请日:2008-11-24
公开日:2011-03-17
发明作者:カルグレン、ジェームズ;ケイ. ガンジー、ラジェッシュ;バンダーリンデ、スコット;エム. プロップ、ハル;ジェイ. リンダー、ウィリアム
申请人:カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド;
IPC主号:G01R31-36
专利说明:

[0001] 本開示は、埋込装置に一般に関する。より詳細には、本開示は埋込装置における異常なバッテリ消耗を検出するバッテリ消耗検出システムと方法に関する。]
背景技術

[0002] 埋込医療装置は、数ある中で、CRM装置としての心調律管理装置(たとえばペースメーカ、カーディオバータ、除細動器、心臓再同期療法装置)と、これらの治療モダリティのうちの2つ以上を対象者に提供する組合装置を有する。このような埋込装置は、典型的にはバッテリによって電力供給される。バッテリの耐用年数が満了すると、埋込まれた装置は、典型的には治療の中止前に外植(explant。取外。除去)され且つ置換される。したがって、どれだけのバッテリ容量が使用されているか、および/またはどれだけのバッテリ容量が残っているか知ることは、有益であることが多い。]
先行技術

[0003] 欧州特許出願公開1610437号公報]
発明が解決しようとする課題

[0004] 本発明者らは、数ある中で、装置の動作時に大電流消耗障害によってバッテリ電圧の低下が生じ得ることを認識した。本発明者らは、バッテリの管理、並びに埋込医療装置における異常なバッテリ消耗の検出を行なうための改善されたシステムと方法が必要であることを認識した。上記の問題と本明細書において特に記載していない他の問題は、本主題によって解決され、本明細書を読み検討することによって理解されるであろう。]
課題を解決するための手段

[0005] 本明細書においては、数ある中で、埋込医療装置における異常なバッテリ消耗を検出するための方法について開示する。一例において、消費したバッテリ容量は、電量計を使用して、および容量−電圧装置を使用して測定でき、これらの互いに異なる2種類の測定値は、バッテリ状態を決定するために融合される。一例において、大電流消耗障害を識別すべく、バッテリ電圧が指定閾値未満に低下したことを検出でき、大電流消耗障害を検出したことを示すためにアラームを提供できる。指定閾値は、消費したバッテリ容量に応じて決定できる。]
[0006] 本開示の別の態様は、埋込装置において異常な消耗を検出するシステムに関する。システムの一例は、バッテリ容量を測定するように構成された電量計と;バッテリ容量を測定するために、感知したバッテリ電圧を用いるように構成された容量−電圧装置と有する。電量計と容量−電圧装置に接続されたコントローラは、消費したバッテリ容量を決定するために加重平均値を用いて、電量計と容量−電圧装置それぞれの測定値を合成するように構成されてもよい。コントローラは、大電流消耗障害を識別すべく、感知したバッテリ電圧が指定閾値未満に低下したことを検出し、そして大電流消耗障害を検出したことを示すためにアラームを提供するように構成されてもよい。指定閾値は、加重平均値を用いて算出した消費バッテリ容量に応じて決定されてもよい。]
[0007] この発明の概要は、本出願の開示内容のうちの幾つかについての要旨であり、本主題を排他的または包括的に扱うことを意図したものではない。本主題に関する更なる詳細は、詳細な説明と添付の特許請求の範囲に記載される。他の態様は、以下の詳細な説明を読み
理解することによって、および詳細な説明の一部をなす図面を参照することによって当業者に明らかとなるであろう。詳細な説明と図面はそれぞれ、限定的に解釈されるものではない。本発明の範囲は、添付の請求項とそれらの法的同等物によって規定される。]
[0008] 本主題の様々な例は、埋込医療装置のバッテリ管理に関する。残存バッテリ容量をアンペア時で表示すると、ユーザは残存電荷量ではなく、残存する時間の量を表わすものと思う場合があるため、ユーザの誤解を招くことがある。]
[0009] 一例において、本主題は、消費したバッテリ容量を測定するシステムを有する。一例において、このシステムは、バッテリ容量の複数の互いに異なる種類の測定値を融合することを有する。一例において、システムはディスプレイを含み、バッテリ寿命はバッテリ寿命の残り時間の単位で表示されてもよい。本開示は、様々な埋込装置バッテリ(たとえば次に限定されないが、SVO(五酸化バナジウム銀(Silver Vanadium Pentoxide))、MnO2(二酸化マンガンリチウム)、CFx(リチウムカーボンモノフルオリド(Lithium Carbon Monoflouride))、並びにハイブリッドSVOバッテリとCFxバッテリを用いて使用されてもよい。]
図面の簡単な説明

[0010] 一例において、バッテリを動的に管理するシステムのブロック図。
一例において、埋込医療装置の融合したバッテリ容量を示すグラフィック図。
一例において、バッテリ寿命を表示するシステムのブロック図。
一例において、埋込医療装置(IMD)を備えるシステムのブロック図。
一例において、プログラマ装置(たとえば図4のシステムに示すプログラマ装置、または埋込医療装置と通信を行なう他の外部装置)のブロック図。
一例において埋込医療装置のバッテリについて、測定したバッテリ容量を合成する方法を示すフローチャート。
一例において埋込医療装置のバッテリについて、消費容量を測定する方法を示すフローチャート。
一例において埋込医療装置のバッテリについて、バッテリ寿命を表示する方法を示すフローチャート。
一例において埋込医療装置のバッテリについて、容量を動的に割当てる方法を示すフローチャート。
一例において、バッテリ寿命にわたって測定した電圧を示すグラフィック図。
一例においてバッテリ寿命を表示するために使用される、図3のシステムのスクリーン表示を示す図。
一例においてバッテリ寿命を表示するために使用される、図3のシステムのスクリーン表示を示す図。
一例においてバッテリ寿命を表示するために使用される、図3のシステムのスクリーン表示を示す図。
一例においてバッテリ寿命を表示するために使用される、図3のシステムのスクリーン表示を示す図。
一例においてバッテリ寿命を表示するために使用される、図3のシステムのスクリーン表示を示す図。
一例において埋込医療装置における異常なバッテリ消耗を検出するための電圧アラーム閾値を示すグラフィック図。
一例において埋込医療装置における異常なバッテリ消耗を検出するための方法を示すフローチャート。] 図3 図4
実施例

[0011] [バッテリを動的管理するシステムの例]
図1は、一例において、バッテリを動的に管理するシステムのブロック図を示す。バッテリ動的管理システム100の一例は、埋込医療装置バッテリ108のバッテリ容量を測定する第1バッテリ容量測定装置102と第2バッテリ容量測定装置104を有する。この例はまた、第1バッテリ容量測定装置102と第2バッテリ容量測定装置104の両方に接続された動的管理コントローラ106を有する。動的管理コントローラ106は、たとえば消費したバッテリ容量を決定するために加重平均値を用いることによって、第1バッテリ容量測定装置102の測定値と、第2バッテリ容量測定装置104の測定値とを互いに合成するように構成されてもよい。一例において、計測装置のうちの少なくとも1つは、バッテリから伝達される電荷量を測定可能または予測可能な電量計(またはクーロンカウンタ)を有する。一例において、計測装置のうちの少なくとも1つは、容量−電圧装置を有する。容量−電圧装置は、バッテリ端子電圧レベルを検出してもよく、バッテリ端子電圧レベルは、たとえばルックアップテーブルを用いて、バッテリ容量を算出と出力するために使用されてもよい。] 図1
[0012] 一例において、計測装置のうちの少なくとも1つは、ソフトウェア支援電量計を有する。一例において、ソフトウェア支援電量計は、様々なシステムイベント(たとえば衝撃シーケンスまたはペースシーケンス)、イベントの持続期間と振幅を集計してもよく、対応するコスト(アンペア時で使用されるエネルギ)を、(たとえばルックアップテーブルを用いて)増加させてもよい。イベント、持続期間、およびコストを累積することによって、消費容量は累積される。この容量は、アンペア時(Ahr)の単位で表されてもよい。特定の例において、計測装置のうちの少なくとも1つは、電荷−時間計測装置を有する。電荷−時間計測装置は、除細動器を有するシステムにおいて使用される場合、特に有用となり得る。これは除細動システムにおいて、除細動出力キャパシタの充電時間が、バッテリの内部インピーダンスと直接関係し得るためである。開回路から、高電圧(HV)除細動キャパシタを充電するためにロードされた電圧(すなわちロードした電流で割った電圧)への電圧降下は、電池の内部インピーダンス(R=ΔV/ΔI)の測定値を表わす。一例において、ルックアップテーブルまたは他の技術によって、電池の内部インピーダンスは、消費容量に対してマッピングされてもよい。一例において、バッテリ動的管理システム100は、動的管理コントローラ106に通信状態のディスプレイ110を更に有する。一例において、ディスプレイ110は、たとえば埋込医療装置バッテリ寿命の残り時間の単位で、バッテリ寿命を示すように構成されてもよい。]
[0013] 一例において、図1のシステムは、埋込まれた装置を動的に管理するように構成されてもよい。対照的なアプローチにおいて、外植静電容量が、設計時に多用のシナリオに割当てられてもよい(たとえば外植指標または選択的交換指標(ERI)において、装置のバッテリ容量は5%にとどまる)。このバッテリ容量は、治療の中止前に少なくとも90日間、多用治療を提供するように設計されてもよい。本システムにおいて、装置は動的割当てを用いて、長期電力消費を能動的に測定し、それに応じて外植後指標のバッテリ容量を割当てる。このようにして、使用度の低い装置が保有する容量はより小さいが、総寿命はより長くなる。使用度の高い装置の保有する外植後指標の容量はより大きいが、総寿命はより短くなる。このストラテジは、個々の埋込装置の寿命を増加または最大化にすることができ、埋込装置の置換前に治療中止のリスクを低下または最小化にすることができる。] 図1
[0014] 一例において、容量−電圧装置を使用する場合、消費したバッテリ容量を得るために、ルックアップテーブルは、電力とバッテリ端子電圧とによって指数化されてもよい。一例において、容量−電圧装置は、少なくとも1つの電圧計測装置を使用する。特定の例において、容量−電圧装置の精度は選択的交換指標付近で最良であるが、著しいバッテリ消耗(約30%)前に、使用不可能になり得る。これは多くのバッテリのバッテリ端子電圧プ
ロファイルには、バッテリ寿命の早期に平坦部または上昇部があるためである(以下の図7を参照)。] 図7
[0015] 電量計またはクーロンカウンタを使用する場合、装置は、たとえば既知の抵抗器における電圧を測定し、且つその抵抗器から流れるバッテリ電流を算出するために、数々の互いに異なる装置のうちの1つを含んでもよい。電流は、アンペア秒またはクーロンによる電荷測定値の結果に時間をかけて統合されてもよい。一例において、消費容量は常時測定されてもよく、あるいは電量計によって継続的且つ回帰的な原理で計測されてもよい。一例において、電量計は+/−10%またはより優れた精度となるようにキャリブレーションされてもよい。電量計の絶対精度は、バッテリ寿命の早期に最も有用になり得る。]
[0016] 一例において、容量計測装置(102,104)は、埋込医療装置(IMD)内に配置されている。一例において、コントローラは埋込医療装置内に配置されてもよい。この例において、測定と測定したデータの融合とは埋込医療装置内において完了され、生データと融合データの両方が、ディスプレイ110を有する外部装置に報告される。外部装置の一例を、図5に示す。一例において、ディスプレイが提供するバッテリ寿命の描写は、半円ゲージなどを有する。別の例において、バッテリ寿命の描写は、バー、ライン、または他のグラフなどを有する。] 図5
[0017] 図2は、一例において、埋込医療装置の融合されたバッテリ容量を示すグラフィック図である。バッテリ寿命の第1部分202において、消費したバッテリ容量は、第1容量計測装置(たとえば電量計)を使用して測定されてもよい。電量計の測定値と、第2容量計測装置(たとえば容量−電圧装置)の使用による消費したバッテリ容量の測定値とは、バッテリ寿命の第2部分204において合成される(または容量融合される)。一例において、消費したバッテリ容量は、バッテリ寿命の第3部分206において、容量−電圧装置だけを使用して測定されてもよい。] 図2
[0018] 消費したバッテリ容量は電量計によって比較的直接的に測定されてもよく、バッテリ電圧を測定することによって比較的間接的に測定されてもよい。特定の例において、測定した電圧と消費容量との間でマッピングを用いてもよい。図7は、一例において、バッテリ寿命にわたって測定したバッテリ電圧のグラフィック図を示す。この例に示すように、電量計方法は、バッテリ電圧測定技術の解決度(resolution)がより低いバッテリ寿命の早期部分702に、より適してもよい。この例においてバッテリ電圧測定法は、バッテリ寿命の後期部分704に、より適してもよい。] 図7
[0019] 上記の図2に示すように、電量計から得られるバッテリ容量の測定値と、容量−電圧装置から得られるバッテリ容量の測定値とは、ある期間にわたって「容量融合」される。特定の例において、バッテリ容量を算出するために、容量融合は、複数のバッテリ容量計測装置の出力の加重平均値を用いる。測定値を容量融合することによって、寿命ゲージの動作における急な変化が大きく減少する。図2の例において、(電量計によって測定される)消費容量が約51%である場合、測定値の融合が開始する。一例において、加重平均値は、電量計と容量−電圧装置の測定値を合成するために算出されてもよい。一例において、消費容量が51%の場合、合成部分は、電量計測定の99%と容量−電圧測定の1%を含み、消費容量が62.5%の場合、合成部分は、電量計測定の50%と容量−電圧測定の50%を含み、消費容量が74%の場合、合成部分は、電量計測定の1%と容量−電圧測定の99%を含み、これらのポイント間において、使用したそれぞれの測定のパーセンテージは線形補間されてもよい。電量計とバッテリ容量の容量−電圧測定との合成または容量融合を行なう他の技術は、本開示の範囲から逸脱することなく可能である。またバッテリ容量測定の3つ以上のソース(たとえばソフトウェア電量計容量測定と、電荷−時間容量測定)とを、このような方法で合成してもよい。] 図2
[0020] 一例において、システムは、測定された消費容量と、平均電力消費率と、1組の定数または他のパラメータとに基づき、総容量から寿命段階を算出する。一例において、電量計は電力を測定するために使用されてもよい。一例において、電量計はアンペア秒の単位で容量を測定する。ある期間における2つの電量計測定同士の差異は、該期間の持続期間で割ってもよく、平均バッテリ電流(アンペア)が得られる。平均バッテリ電流を、平均(または最も直近に測定した)バッテリ電圧で掛け合わせることによって、平均バッテリ電力が得られる。長期の平均バッテリ電力は、個々のバッテリ電力測定値(たとえば単純平均、移動平均、または中心傾向の他の測定)のフィルタリングを行なうのに使用されてもよい。一例において、算出されたバッテリ寿命段階は、次に限定されないが、BOL(寿命初期)と、OY(外植まで残り1年)と、外植(寿命末期まで90日)と、ERI(選択的交換指標。通常は外植と同じ)と、EOL(寿命末期)と、BEX(バッテリ切れ)とを有する。バッテリモデル(Qbex)の総容量と、それぞれの寿命段階の所望の持続期間とに基づき、指標トリガポイントは、(式t=Q×V/Pを用いて)算出される。たとえば寿命初期からバッテリ切れまで、90日の期間が所望される場合、VとPを測定してQを算出してもよい。その値をバッテリモデルから差し引くことによって、Qeolが得られる。同様に、選択的交換指標から寿命末期まで150日の期間が所望される場合、QeolとQeriを算出してもよい。次いで寿命段階は、最も直近に融合した容量(Qi)とトリガ容量とを比較することによってトリガとされてもよい。たとえばQi>Qeriである場合、選択的交換指標を示すメッセージが表示されてもよい。この例は容量に基づくシステムを使用しているが、本開示の範囲から逸脱することなく、電圧と充電時間を用いてもよい。障害を制御する上で、電圧、電力、および充電時間の規制値がある。一例において、消費したバッテリ容量を測定することは、アンペア時(Ahr)単位でバッテリ容量を測定することを有する。一例において、容量−電圧装置の容量(Qvoltage)と、電量計の容量(Qcoulometer)とは、以下の技術を用いて容量融合される。]
[0021] ]
[0022] 電量計の測定値と、バッテリ容量の容量−電圧の測定値との合成または容量融合を行なう他の技術は、本開示の範囲から逸脱することなく可能である。
一例において、埋込医療装置(IMD)は、消費容量と、平均電力と、平均電圧とを測定し、バッテリ切れ、寿命末期、選択的交換指標、および外植まで残り1年のトリップ点を算出する。一例において、寿命段階を決定するために、埋込医療装置は、消費容量を容量トリップ点と比較する。一例において、トリップ点についての3つの連続した算出のうちの3つが、寿命段階状態の変更のトリガとなり、指標または警報を伴う場合がある。この例において、ノイズのフィルタリングを行なうために、3つの算出が使用される。(たとえばノイズの大きさに基づき、およびノイズを予めフィルタリングする能力に基づき)寿命段階ステータス変更をトリガするために使用する算出は、これよりも多くても少なくてもよい。一例において、埋込医療装置はディスプレイを有する外部装置(たとえば図5に示すプログラマ装置)に特定の値を報告する。報告される値の例としては、Qi、Qeri、P、およびVがある。一例において、プログラマ装置は選択的交換指標までの時間(または外植までの時間)を算出してもよく、更にプログラム設定(たとえばペースモード、ペースのパルス幅とパルス振幅)のユーザ変更に基づき、埋込医療装置のバッテリ寿
命を予測してもよい。一例において、後の除細動キャパシタ改善動作によって消費される電力に余分な割当てを行ない、外植までの時間を算出してもよい。「キャパシタの改善」、とは「リーク電流を回避するためにキャパシタを再充電すること」をいう。一例において、外植までの時間は、埋込医療装置が再プログラムされる場合(振幅、パルス幅など)に再算出されてもよい。] 図5
[0023] 一例において、ハードウェアベースの電量計は、指定した時間間隔において電力消費を監視するために使用されてもよい。これらの測定値に基づき、1つ以上の電力アラームが提供されてもよい。一例において、埋込み前、埋込医療装置が3つの測定において連続して電力消費規制値を越えた場合(たとえば1週間にわたり75μW)、バッテリ障害状態と宣言されてもよく、臨床医は装置を埋込まないように指示されてもよい。一例において、装置が1つ以上の固定電力規制値を越えた場合(たとえば埋込み前テストにおいて20秒間、または1日間)、アラームが設定されてもよい。一例において、埋込み後、装置が予期した電力を越えた場合(たとえば20秒間、1日間、または1週間)、アラームが設定されてもよい。一例において、アラームは装置によって記録されるが、表示はなされない。]
[0024] システムの一例は、埋込装置において消費したバッテリ容量を測定するように構成された電量計を有する。このシステムの例はまた、装置において消費したバッテリ容量を測定するように構成された容量−電圧装置を有する。このシステムの例は、消費したバッテリ容量を決定するために、電量計と容量−電圧装置の測定値を融合する融合手段を更に有する。一例において、融合手段は、コンピュータプロセッサまたはコントローラ回路を有する。一例において、融合手段はまた、コンピュータ可読媒体に有形物として保存されている実施可能な命令、読取可能な命令、または実行可能な命令を含んでもよい。]
[0025] 一例において、コントローラは複数の容量測定装置のぞれぞれの容量測定値を選択するように、測定値のうちの1つだけを使用するように、または1つ以上のファクタに基づき測定値の容量融合の合成を算出するように構成されてもよい。ファクタとは、たとえば指定したスケジュールまたはプログラム可能なスケジュール;指定した1つ以上の設定ポイント;1つ以上のバッテリパラメータ;または1つ以上のバッテリ寿命指標である。]
[0026] バッテリの特定の化学的性質、特にCFxとMnO2は、高性能イベント(たとえば無線テレメトリ、ポケットベルの作動、または除細動キャパシタの充電)の直後に低下した電圧の影響を受け易い。バッテリ端子電圧は、バッテリ消耗状態を決定するのに使用できるため、低いバッテリ端子電圧を誤って読み、その結果バッテリ寿命段階の指標を変更する可能性がある。一例において、高性能イベント時において、バッテリ電圧の測定は自動的に阻止されてもよい。また、容量−電圧装置が行なう測定によってバッテリ状態を予測するためにバッテリ電圧測定が再び使用される前、イベントからバッテリ電圧がいつ回復するかを確認するために、バッテリ電圧の変化が監視されてもよい。]
[0027] 埋込み前、埋込装置は低温度下に置かれてもよい。バッテリの化学的性質と装置モデルに依存して、低温であるために監視したバッテリ端子電圧は低くなり、除細動キャパシタの充電時間は長くなり、あるいは無線高周波数(RF)または誘導テレメトリによって通信が行なえなくなる。一例において、たとえば潜在的に充電時間が長いこと、または無線テレメトリの通信が確立できないことをユーザに警告をすべく警報を生成するために、装置は1つ以上の内蔵温度規制値を有する温度検出器を備える。一例において、装置の埋込み後、リードインピーダンス、ペースカウント、およびセンスカウントの測定と平均化が、回帰的または周期的な原理で行なわれる。一例において、リードインピーダンス、ペースカウント、およびセンスカウントは、外植までの時間、1つ以上のバッテリ端子電圧、または1つ以上の電力アラームを一時的にトリガするための他の規制値を予測するために
使用されてもよい。]
[0028] [バッテリ寿命を表示するシステム]
図3は、一例において、バッテリ寿命を表示するシステムのブロック図を示す。一例において、図3の寿命表示システム300は、図1に示す動的管理システム100のサブシステムであってもよい。この例において、寿命表示システム300は、埋込装置に残存するバッテリ容量を測定するように構成されたセンシングサブシステムまたはセンシング回路302を有する。このシステムの例はまた、センシング回路302またはセンシングサブシステムに接続された寿命表示コントローラ304の回路を有する。寿命表示コントローラ304は、測定された容量に基づきバッテリ寿命を算出するように構成されてもよい。このシステムの例は更に、寿命表示コントローラ304と通信状態にあるディスプレイ306を有する。ディスプレイ306は、バッテリ寿命の残り時間の単位で示されるバッテリ寿命を示すように構成される。一例において、ディスプレイ306は、バッテリ寿命と共に半円ゲージを示すように構成されてもよい。一例において、ディスプレイ306は、バッテリ寿命を示すグラフを示すように構成されてもよい。バッテリ寿命の残り時間の単位を示す他の種類のディスプレイが、本開示の範囲から逸脱することなく可能である。一例において、寿命表示システム300はまた、Ahr単位でバッテリ容量を表示する能力を有する。] 図1 図3
[0029] 一例において、ディスプレイ306は、たとえば以下の図5に示すプログラマ装置の一部であってもよい。一例において、センシング回路302は、埋込装置内に配置されてもよい。一例において、寿命表示コントローラ304は、埋込装置内に、プログラマ装置内に配置されてもよく、あるいはコントローラ機能は、装置とプログラマ装置とで共有されてもよい。一例において、コントローラは、装置とプログラマ装置とは別個のコンピューティングシステムに配置されてもよい。] 図5
[0030] 一例において、ディスプレイは、「ガスゲージ」表示部(たとえば残量1年のパイ状スライスによる半円状の残存時間ゲージ)を用いて、バッテリ寿命を示す(以下の図8A〜図8Dを参照)。図に示すこの例において、「外植までの時間」ゲージが使用されてもよい。また一例において、ディスプレイは、数値的な残存容量と電力消費を有する。一例において、グラフはバッテリ寿命を示すために使用されてもよい(以下の図8Eを参照)。特定の例において、残存時間ゲージの利点としては、同じモデル番号のすべての装置について、固定寿命の全体表示を行なうこと、およびゲージ上の残量1年のトリガ点が、所与のモデル番号について固定されてもよいことがある。一例において、消費したバッテリ容量は、アンペア時(Ahr)単位のバッテリ容量を有する。] 図8A 図8B 図8C 図8D 図8E
[0031] システムの更なる例は、埋込装置の残存するバッテリ容量を感知する感知手段を有する。このシステムの例はまた、感知した容量に基づきバッテリ寿命を算出すべく感知手段に接続された寿命算出手段を有する。このシステムの例は、寿命算出手段に接続されたディスプレイを更に含み、コントローラとディスプレイは協働して、バッテリ寿命の残り時間の単位でバッテリ寿命を示す。一例において、感知手段は電量計を有する。一例において、感知手段は、容量−電圧装置を有する。他の種類の感知手段が、本開示の範囲から逸脱することなく使用されてもよい。一例において、寿命算出手段は、マイクロプロセッサを有する。他の種類の算出手段が、本開示の範囲から逸脱することなく使用されてもよい。本明細書において示し記載する算出手段は、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せによって実装されてもよい。]
[0032] [埋込医療装置]
図4は、一例において、埋込医療装置(IMD)を備える埋込医療システムのブロック図を示す。この例において、埋込医療システムは、埋込医療装置401と、埋込医療装置
401に接続された電気リード420と、少なくとも1つの電極425とを有する。この例において、埋込医療装置401は、コントローラ回路405と、メモリ回路410と、無線テレメトリ回路415と、刺激回路435とを有する。コントローラ回路405は、電気的刺激療法の伝達を制御するために、メモリ回路410に保存されている命令を実行してもよい。治療法は、たとえば電気リード420と電極425を介して、刺激回路435によって伝達されてもよい。無線テレメトリ回路415は、外部プログラマ装置430または他の外部装置との通信を可能にする。プログラマ装置430は、埋込医療装置401によって提供されるプログラムされた治療法を調節するために使用されてもよい。また埋込医療装置401は、たとえば装置データ(たとえば残存するバッテリ容量とリード抵抗値)と、生理学的データまたは治療データ(たとえばセンスデータと刺激データ)とを、無線テレメトリを使用するプログラマ装置に報告してもよい。図4に示す埋込医療システムはまた、センサ回路440を含み、センサ回路440は、たとえば図6Bの方法で、装置バッテリ450の消費容量を測定するように構成されてもよい。一例において、バッテリ450は、たとえば電源回路455を介して埋込医療装置401に接続されてもよく、バッテリ450と電源回路455が共に、埋込医療装置401に収容されてもよく、あるいは埋込医療装置401に隣接するバッテリハウジング460に収容されてもよい。コントローラ回路405は、センサ回路440から得たセンサデータを処理し、(たとえば開示の方法で)バッテリ容量を算出する。一例において、開示のシステムと方法は、無線装置で使用されてもよい。一例において、1つ以上の衛星電極が、電気治療を伝達するように無線で制御される。] 図4 図6B
[0033] 本主題の1つ以上の開示内容を包含する動的なバッテリ管理システムの数々の用途のうちの1つは、心臓筋肉に治療刺激を与えることができる埋込心臓モニタを有する。したがって、たとえば埋込心臓モニタは、ペースメーカ、カーディオバータ/除細動器、心臓再同期療法(CRT)装置、神経刺激装置、鬱血心不全装置、またはこれらを組合せたもの、もしくは置換したものを含んでもよい。埋込心臓モニタはリードシステムを含んでもよく、このリードシステムは、埋込み後、患者の心臓の1つ以上の指定部分に電気的に接続されてもよい。埋込心臓モニタの部分は、たとえばリードシステムの1つ以上のリードを介して、心臓活動を監視する監視回路と、たとえば1つ以上のリードを介して、心臓に電気エネルギを伝達する治療回路とを含んでもよい。特定の例において、埋込心臓モニタはまた、エネルギ蓄積要素を更に含んでもよく、エネルギ蓄積要素は、バッテリと少なくとも1つのキャパシタを有する。]
[0034] 図5は、一例において、プログラマ装置544(たとえば図4のシステムに示すプログラマ装置、または埋込医療装置と通信を行なう他の外部装置)のブロック図を示す。一例において、図5は、プログラマ装置544(たとえば図4のシステムに示すプログラマ装置430、または埋込医療装置と通信を行なう他の外部装置)を示す。他の外部装置の例としては、次に限定されないが、携帯情報端末(PDA)、パーソナルラップトップコンピュータとパーソナルデスクトップコンピュータ、またはハンドヘルド装置がある。図に示すプログラマ装置544は、プログラマコントローラ回路545とプログラマメモリ546を有する。プログラマコントローラ回路545は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せによって実装されてもよい。一例において、プログラマコントローラ回路545は、プログラマメモリ546内の命令を実行するために(たとえばデータの通信または埋込装置への命令のプログラミングなど、数々の機能を実行するために)、プロセッサを有する。図5に示すプログラマ装置544は、埋込装置と通信を行なうために使用されるトランシーバ547および関連する回路を更に有する。様々な例は、無線通信能力を含んでもよい。たとえばトランシーバ547および関連する回路の一例としては、たとえば埋込装置と無線通信を行なうために使用されるアンテナがある。図5に示すプログラマ装置544は、ディスプレイ548と、入出力(I/O)装置549(たとえばキーボードまたはマウス/ポインタ)と、(たとえば通信ネットワーク
において他の装置と通信を行なうために使用される)通信インタフェース550とを更に有する。一例において、ディスプレイ548は、埋込医療装置401のバッテリのバッテリ寿命を表示するために使用されてもよい。] 図4 図5
[0035] [バッテリ管理と容量融合を行なう方法]
図6Aは、一例において、埋込医療装置のバッテリについて、測定したバッテリ容量を合成する方法を示すフローチャートである。方法600の例によると、ステップS602において、埋込装置において消費したバッテリ容量は、複数の計測装置を使用して測定されてもよい。一例によると、ステップS604において、消費したバッテリ容量を決定するために、計測装置の測定値は加重平均値を用いて合成される。] 図6A
[0036] 一例において、消費したバッテリ容量を測定することは、電量計、容量−電圧装置、ソフトウェア電量計、または充電時間計測装置(上記のように、ルックアップテーブルを使用可能な充電時間計測装置、または除細動キャパシタの充電時間を、消費した(もしくは残存する)バッテリ容量に変換するための他の技術を使用可能な充電時間計測装置)を使用して、バッテリ容量を測定することを有する。一例において、消費したバッテリ容量は、略連続的に測定されてもよく、あるいは継続的且つ回帰的な原理で(たとえば毎日、一時間毎に、または様々な頻度で)計測されてもよい。一例において、消費したバッテリ容量は、毎日、一時間毎に、または様々な頻度でコントローラに報告されてもよい。一例において、電量計を使用して消費したバッテリ容量を測定することは、精度についてキャリブレーション可能な電量計を使用してバッテリ容量を測定することを有する。一例において、消費したバッテリ容量を測定することは、アンペア時(Ahr)単位でバッテリ容量を測定することを有する。]
[0037] 図6Bは、一例において、埋込医療装置のバッテリについて、消費容量を測定する方法を示すフローチャートである。方法610の例によると、ステップS612において、消費したバッテリ容量は、第1期間に電量計を使用して測定されてもよい。ステップS614において、電量計の測定値と、容量−電圧装置の使用による消費したバッテリ容量の測定値とは、第2期間に容量融合される。ステップS616において、消費したバッテリ容量は、容量−電圧装置を使用して第3期間に測定してもよい。] 図6B
[0038] 一例において、第1期間は、バッテリの寿命開始時に始まり、バッテリの消費容量が50%になると終わる。一例において、第2期間は、バッテリの消費容量が50%になると始まり、バッテリの消費容量が75%になると終わる。一例において、第3期間は、バッテリの消費容量が75%になると始まり、バッテリの容量が切れると終わる。期間を定義するために、本開示の範囲から逸脱することなく、他の測定値が使用されてもよい。一例において、上記のように電量計と容量−電圧装置の測定値を容量融合することは、測定値の加重平均値を算出することを含んでもよい。幾つかの例において、算出した加重平均値は、線形加重平均を有する。一例において、容量−電圧装置を使用して消費したバッテリ容量を測定することは、消費したバッテリ容量に、バッテリ電圧を関連付けるルックアップテーブルを使用することを有する。]
[0039] [バッテリ寿命を表示する方法]
図6Cは、一例として、埋込医療装置のバッテリについて、バッテリ寿命を表示する方法を示すフローチャートである。方法620の例によると、ステップS622において、埋込装置の残存するバッテリ容量が感知されてもよく、ステップS624において、バッテリ寿命は、感知された容量に基づき算出されてもよい。ステップS626において、バッテリ寿命は、バッテリ寿命の残り時間の単位で(たとえば半円ゲージの形で)表示されてもよい。] 図6C
[0040] 一例において、この方法は、電量計を使用して電力消費率を算出することと、電力消費率を表示することとを含んでもよい。一例において、残存するバッテリ容量を感知することは、容量を測定するために電量計を使用することを有する。一例において、残存するバッテリ容量を感知することは、容量を測定するために、容量−電圧装置を使用することを有する。一例において、残存するバッテリ容量を感知することは、容量を測定するために、容量−電圧装置と電量計を使用することを有する。一例において、消費したバッテリ容量を決定するために、容量−電圧装置と電量計の測定値は、容量融合される。一例において、この方法はまた、感知した容量からバッテリ寿命段階を算出することを有する。]
[0041] 図6Dは、一例として、埋込医療装置のバッテリについて、容量を動的に割当てる方法を示すフローチャートである。方法630の例によると、ステップS632において、埋込装置の残存するバッテリ容量が感知されてもよい。一例によると、ステップS634において、装置が消費する電力の平均値または他の中心傾向が算出されてもよい。この例では、ステップS636において、残存するバッテリ容量は、平均消費電力に基づき割当てられてもよい。一例において、平均消費電力を算出することは、平均消費電力を回帰的にまたは周期的に(たとえば毎日、一時間毎に、もしくは毎週)報告することを有する。] 図6D
[0042] 一例において、平均消費電力は、外植指標(測定した容量の単位)と治療中止との間にバッテリ容量を割当てる動的なシステムを作成するために使用されてもよい。一例において、過度に活発的なプログラミングによって減少した装置寿命を臨床医が観察できるように、ディスプレイは、臨床医にフィードバックを供給する。]
[0043] 図8A〜図8Eは、一例として、バッテリ寿命を表示するために使用される、図3のシステムのスクリーン表示を示す。図6Cの方法について記載したように、バッテリ寿命は、バッテリ寿命の残り時間の単位で表示されてもよい。図8Aは、リード信号表示部802と、患者情報表示部804と、リード状態表示部806と、バッテリ状態表示部801と、イベント概要表示部808と、設定概要表示部810とを有するスクリーン表示を示す。この例において、バッテリ状態表示部801は、バッテリ寿命を示す針を備えた「ガスゲージ」様式(または半円ゲージ)のグラフィック部803を有する。バッテリ寿命はまた、時間単位でバッテリ寿命の残量を伝達するテキスト805によって表示されてもよい。一例において、バッテリ状態表示部801は、バッテリ状態のボタンを更に有する。他の種類のバッテリ寿命ディスプレイは、本開示の範囲内である。図8Bは、リード信号表示部を有するバッテリ状態スクリーン811のスクリーン表示を示す。図8Cは、バッテリ詳細スクリーン821のスクリーン表示を示す。一例において、バッテリ詳細スクリーン821は、平均電力と消費容量を示す。リード信号表示部802が示されてもよい。図8Dは、外植まで1年の指標を有するバッテリ状態スクリーン831を示す。これは、図8Bのスクリーンに類似しているが、図8Dのゲージは、バッテリがその外植指標に到達したことを示している。] 図3 図6C 図8A 図8B 図8C 図8D 図8E
[0044] 図8Eは、残存するバッテリ容量をグラフィック形式で示すことができるバッテリ状態スクリーン841のスクリーン表示を示す。このグラフは長方形の時系列部を含み、左側に埋込みを、右側に外植を示す。また一例において、現在の状態指標と、外植まで1年の指標が含まれる。また一例において、グラフ上のラインの太さによって、電力消費率を示してもよい。累積的な容量残量の折れ線グラフが含まれてもよく、予測される電力消費または将来の電力消費と、外植までの時間とを示すために、プログラミングの変更に応じて動的に変化してもよい。他の形状と種類のバッテリ寿命ディスプレイは、本開示の範囲内である。] 図8E
[0045] [異常なバッテリ消耗の検出]
バッテリ寿命、または外植までの時間を予測するために、通常動作において装置は、電
量計とバッテリ電圧の測定値の融合を用いてもよい。しかし、大電流消耗障害が存在する場合、および大電流路が電量計に通される場合、または充填される場合、電量計はもはや電荷消費を正確に測定し得ない。一例において、このような大電流消耗障害は、アラーム閾値バッテリ電圧未満にバッテリ電圧が低下することによって示される電圧障害状態として検出されてもよい。1つ以上のこのようなアラーム閾値バッテリ電圧は、測定したバッテリ電圧、バッテリ容量、バッテリ電圧測定において考えられるエラー、またはバッテリ容量測定において考えられるエラーのうちの1つ以上を考慮して決定されてもよい。バッテリの寿命にわたって、(たとえばバッテリ寿命の互いに異なる部分に対応して)2つ以上のアラーム閾値バッテリ電圧が用いられてもよい。特定の例において、これはアラームの感度または特異性を改善し得る。]
[0046] 図9は、一例において、埋込医療装置における異常なバッテリ消耗を検出するためのバッテリ電圧アラーム閾値を例として示す、バッテリ電圧(V)とバッテリ容量(Ahr)とのグラフィック図である。最大バッテリ電圧905と最小バッテリ電圧910は、数々の電圧アラーム閾値921,922,923,924,925,927と共に示されている。この例はバッテリの寿命にわたって7つの互いに異なるアラーム閾値を設けているが、これ以外の数のアラームが使用されてもよい。バッテリ電圧はバッテリの寿命にわたって変化するため(バッテリ容量は消費されることが示されるように)、互いに異なるアラーム電圧閾値が使用される。1つの閾値の使用から別の閾値の使用への切替えは、上記の消費したバッテリ容量の測定値を融合したものを用いて決定してもよい。一例において、最初の消費容量50%について、電量計は消費したバッテリ容量を測定する。消費したバッテリ容量が50%〜62.5%である場合については、電量計と電圧の測定値を融合したものが用いられるため、電圧が低下して電量計が適切に機能していない場合のエラーが防止される。] 図9
[0047] バッテリ製造時の変動によって、一般に、予想されるバッテリ電圧範囲に対する、バッテリ容量の特性曲線が得られる。図9に示す例は、最小電圧910については公称値から1つの標準偏差を差引いたものを使用し、最大電圧905については公称値に1つの標準偏差を加えたものを使用している。埋込装置の電圧測定値は、測定において指定エラーを有し得るため、最小電圧910は、指定エラー(たとえば20mV)だけ下方になるように更に調節されてもよく、最大電圧905は、指定エラー(たとえば20mV)だけ上方になるように更に調節されてもよい。装置容量測定値はまた、測定において、電圧閾値の生成時に考慮され得る指定エラーを有する。図に示す例において、バッテリ容量測定値における典型的なエラー分に対応するために、最小電圧910の曲線は、左(容量がより低い)に向かって10%縮尺され、最大電圧905の曲線は、右に向かって10%縮尺されている。期待よりも高いバッテリ電圧を生じさせる既知の障害モードがないため、バッテリ電圧アラームは、バッテリ電圧が最小電圧910未満になる場合にだけ生成されればよい。その結果生じる警報またはアラームは、テレメトリによって、または外部から提供されてもよい。たとえば(患者もしくは別のユーザに対して)局所的に、または(介護人もしくは他のユーザに利用可能なモニタ装置への通信ネットワークにおいて)遠隔的に提供されてもよい。] 図9
[0048] 特定の例において、誤報を削減または最小化するために、アラームバッテリ電圧閾値は、最小電圧910未満に設定されてもよい。感度を増加または最大化するために、アラームバッテリ電圧閾値は、たとえば最小電圧910にできるだけ近づくように、より高く設定されてもよい。バッテリの寿命の互いに異なる部分に、より少ない数(たとえば1つまたは2つ)のアラームバッテリ電圧閾値を使用することによって、アラーム実装を簡略化してもよい。しかし、より多くの数の閾値を使用することによって、または略連続的な関数、もしくは(たとえばバッテリ容量に応じて)アラームバッテリ電圧閾値を算出するための他の関数を使用することによって、よりよい性能が達成され得る。特定の例において
、バッテリ電圧消耗を検出するために、装置は、互いに独立して指定可能な2つのアラームバッテリ電圧閾値を使用するが、互いに独立して指定可能な5つのアラームバッテリ電圧閾値を内蔵する容量を有する。図9には、互いに独立して指定可能な7つのアラームバッテリ電圧閾値を使用する例を示す。最初の0.60Ahrにおいて、電圧閾値921は3.075ボルトであってもよい。第2閾値922は、0.60Ahr〜0.85Ahrにおいて有効であってもよく、閾値は3.060ボルトである。一例において、毎日測定した2つのバッテリ電圧測定値のうちの2つが、アラームバッテリ電圧閾値未満に低下した場合、アラームのトリガとなる。別の例において、1つのバッテリ電圧測定値が、アラームバッテリ電圧閾値未満に低下した場合、アラームのトリガとなる。] 図9
[0049] 図10は、一例として、埋込医療装置における異常なバッテリ消耗を検出する方法を示すフローチャートである。一例によると、ステップS1005において、消費したバッテリ容量は、バッテリが供給する電荷を使用して(たとえば電量計によって)測定されてもよい。またステップS1010において、消費したバッテリ容量は、容量−電圧装置を使用して測定されてもよい。ステップS1015において、測定値は、バッテリ状態を決定するために融合される。ステップS1020において、大電流消耗障害を識別すべく、プログラム可能な1つ以上の閾値未満になるバッテリ電圧の低下が検出されてもよい。一例によると、ステップS1025において、アラームは障害が検出されたことを示すために提供されてもよい。アラームは、患者に局所的に提供されてもよく、あるいは通信ネットワーク(たとえば無線ネットワーク)において遠隔的に提供されてもよい。一例において、閾値未満になる電圧の低下を検出するために、電圧は毎日、または1日2回以上測定され、閾値と比較されてもよい。一例において、少なくとも2つのバッテリ電圧測定値が1つ以上のプログラム可能な閾値未満である場合、アラームが提供されてもよい。障害の無い大電流の引込状態からの電圧回復による低電圧測定値は、誤報を防ぐために削除される。1つの閾値の使用から別の閾値の使用への切替えは、消費したバッテリ容量の測定値を融合したものに基づいてもよい。閾値は、略連続的な関数、または他の関数を用いて算出されてもよい。一例において、誤報を削減するために、閾値は最小電圧未満に設定されてもよい。一例において、電量計はバッテリ容量を継続的に測定し、消費容量をアンペア時(Ahr)単位で毎日報告する。] 図10
[0050] 図1のシステムは、埋込装置における異常な消耗を検出するように適合されてもよい。バッテリ動的管理システム100の例は、バッテリ108の容量を測定するように構成された電量計としての第1バッテリ容量測定装置102と、バッテリ容量を測定するために、感知したバッテリ電圧を使用するように構成された容量−電圧装置としての第2バッテリ容量測定装置104とを有する。電量計と容量−電圧装置に接続された動的管理コントローラ106は、消費したバッテリ容量を決定するために加重平均を用いて、電量計と容量−電圧装置の測定値を合成するように構成されてもよい。動的管理コントローラ106は、大電流消耗障害を識別すべく、指定閾値未満になる感知されたバッテリ電圧の低下を検出するように構成されてもよい。一例において、コントローラは更に、障害が検出されたことを示すためにアラームを提供するように構成されてもよい。一例において、アラームは、ディスプレイ110に提供されるメッセージを含んでもよい。指定閾値は、消費したバッテリ容量に応じて決定されてもよく、バッテリ寿命の互いに異なる部分に対応する互いに異なる閾値を含んでもよく、略連続的な関数または他の関数を用いて算出されてもよい。該他の関数は、消費したバッテリ容量の測定値を融合したものに、少なくとも部分的に基づいてもよい。一例において、プログラム可能な1つ以上の閾値は、バッテリ寿命にわたる電圧の低下であり、少なくとも7つの別個の閾値を含んでもよい。本開示の範囲から逸脱することなく、他の数の閾値も可能である。] 図1
[0051] アラームをトリガするための電圧閾値を使用する場合、アラーム(たとえば偽陽性)のトリガを認可しない低電圧状態の原因を考慮してもよい。このような状態の一例として、
装置の電圧回復がある。バッテリからの電力引き出しによって、バッテリ電圧は一時的に低下し得る。高電圧充電によって、数時間または数日間、測定するバッテリ電圧は低下し得る。上記の電圧測定処置は、障害の無い大電流引込状態からの電圧回復による低電圧測定値の検出と削除を行なうことを含んでもよい。電圧回復処置は、既知の理由のために、および電圧ノイズのフィルタリングを行なうために、低電圧を無くすように設計されてもよい。フィルタリングの副作用として、測定した電圧をシステムの残りの部分に報告する際に遅延が生じる場合がある。一例において、電圧回復は、遅延を3日まで追加してもよい。一例において、電圧と容量の測定は毎日行なわれる。幾つかの例において、異常なバッテリ消耗を検出するための測定は、毎日行なわれる。]
[0052] 一例において、バッテリ状態は、バッテリ寿命の第1部分について(たとえば電量計を使用して)バッテリ容量を測定することによって決定されてもよい(バッテリ容量の決定(たとえば電量計)を使用して、バッテリ寿命の「第1部分」が測定されてよい)。上記のバッテリ電圧アラームは、たとえば電量計に通され得る異常な大電流障害状態を検出するために、バッテリ寿命のこの第1部分において使用されてもよい。この例によると、バッテリの寿命の最終部分において、バッテリ状態は、バッテリ電圧測定値を用いることによって決定されてもよい。したがって、1つ以上の別個のバッテリ電圧アラームを使用することは、一般に、バッテリ寿命のこの後段部分において重要度が低くてもよい。バッテリ寿命のこの後段部分においてバッテリ電圧が低下するため、バッテリ状態の標識は、「外植」に、次いで「寿命末期」(EOL)に移行してもよい。装置はいずれにせよこの時期に交換される可能性があるため、バッテリ電圧障害が外植または寿命末期付近であると宣言することは、患者または臨床医にとってそれほど利益がない。]
[0053] [補注]
上記の詳細な説明においては、詳細な説明の一部をなす添付の図面が参照されるものとする。図面は、例示として、本発明を実施可能な特定の実施形態を示す。これらの実施形態は、本明細書において「例」ともいう。このような例は、示し記載する要素と他の要素を含み得る。しかし本発明者らは、示し記載する要素のみが提供される例も考慮する。]
[0054] 本明細書に引用するすべての出版物、特許、および特許文献は、引用によって個々に援用するかのように、それらの全内容を引用によって本明細書に援用する。本明細書と引用によって援用するこれらの文献との間において使用に一貫性がない場合、援用する文献における使用は、本明細書における使用の補足と考えられる。すなわち、一致しない矛盾については、本明細書における使用に規制される。]
[0055] 本明細書において、「1つの」または「一」という語は、特許文献において一般に見られるように、「少なくとも1つ」または「1つ以上」の他の例または使用とは無関係に、1つまたは1つ以上を有する。本明細書において、「または」という語は非排他的であることをいい、あるいは指定の無い限り、「AまたはB」は「BではなくA」、「AではなくB」、および「AとB」を有することをいう。添付の特許請求の範囲において、「有する(including)」および「において(in which)」という語は、それぞれの「有する(comprising)」および「において(wherein)」という語に相当する平易な英語として使用される。また以下の特許請求の範囲において、「有する(including)」と「有する(comprising)」はオープンエンドであり、すなわち、請求項においてこのような語の前にリストされた要素と他の要素を有するシステム、装置、物品、またはプロセスは、なおその請求項の範囲内にあると見なされる。また以下の特許請求の範囲において、「第1」、「第2」、および「第3」という語は単にラベルとして使用されており、それらのオブジェクトに数的条件を課すようには意図されていない。]
[0056] 本明細書に記載の方法の例は、少なくとも部分的に機械によってまたコンピュータによって実施されてもよい。幾つかの例は、上記の例に記載のように、方法を実行するように電子装置を構成すべく操作可能な命令によって符号化された、コンピュータ可読媒体または機械可読媒体を含んでもよい。このような方法の実施は、コード(たとえばマイクロコード、アセンブリ言語コード、より高次の言語コードなど)を含んでもよい。このようなコードは、様々な方法を実行するためのコンピュータ読取可能な命令を含んでもよい。コードは、コンピュータプログラムプロダクトの部分をなしてもよい。またコードは、実行時にまたは他の時に、1つまたは複数の揮発性または不揮発性のコンピュータ可読媒体に有形物として保存されてもよい。これらのコンピュータ可読媒体は、次に制限されないが、ハードディスク、除去可能な磁気ディスク、除去可能な光ディスク(たとえばコンパクトディスク、およびデジタルビデオティスク)、磁気カセット、メモリカードまたはメモリスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)などであってもよい。]
[0057] 上記の記載は、例示であって限定的なものではない。たとえば上記の例(または例の1つ以上の態様)は、互いに組合せて使用されてもよい。たとえば上記の記載を再検討することによって本技術分野の当業者によって、他の実施形態が使用されてもよい。要約書は、37C.F.R.§1.72(b)に準拠し、読み手が技術的な開示の性質を直ちに確認できるように提供されており、請求項の範囲または意味を解釈または限定するものではないことを理解されたい。また上記の詳細な説明において、様々な特徴は、開示を簡素化するためにひとまとめにされてもよい。これは請求項に開示していない特徴が任意の請求項にとって不可欠であることを意図するものとして解釈されるべきでない。むしろ発明の主題は、開示する特定の実施形態のすべての特徴よりも少なくてもよい。したがって、以下の特許請求の範囲は、本明細書において詳細な記載に包含され、それぞれの請求項は別個の実施形態として独自に成立する。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を基準にし、このような特許請求の範囲が権利を付与されている同等物のすべての範囲に従って規定される。]
权利要求:

請求項1
バッテリ容量を測定するように構成された電量計と;前記バッテリ容量を測定するために、感知したバッテリ電圧を使用するように構成された容量−電圧装置と;前記電量計と前記容量−電圧装置の両方に接続されたコントローラとを有する、バッテリ消耗検出システムであって、前記コントローラは、前記バッテリ容量の消費量であるバッテリ消費容量を判定するために、前記電量計の測定値と、前記容量−電圧装置の測定値とを、加重平均値を用いて互いに融合することによって融合バッテリ消費容量を算出するように構成され、前記コントローラは、前記融合バッテリ消費容量に応じて決定した指定閾値未満に前記バッテリ電圧が低下したことを検出することによって、大電流消耗障害を識別するように構成されることを特徴とする、バッテリ消耗検出システム。
請求項2
前記コントローラは更に、前記大電流消耗障害を検出したことを示すためにアラームを提供するように構成される、請求項1記載のバッテリ消耗検出システム。
請求項3
前記指定閾値は、互いに異なる前記バッテリ寿命の部分に対応するように、互いに異なる閾値を有する、請求項1または2記載のバッテリ消耗検出システム。
請求項4
互いに異なる前記閾値は、連続的な関数を用いて算出される、請求項3記載のバッテリ消耗検出システム。
請求項5
前記関数は、前記バッテリ消費容量に基づく、請求項4記載のバッテリ消耗検出システム。
請求項6
前記指定閾値は、前記バッテリ寿命に亘っての電圧低下を示す、請求項3〜5何れか一項記載のバッテリ消耗検出システム。
請求項7
互いに異なる前記閾値は、7個以上の閾値である、請求項3〜6何れか一項記載のバッテリ消耗検出システム。
請求項8
埋込医療装置のバッテリの異常消耗を検出するバッテリ消耗検出方法であって、前記バッテリ消耗検出方法は、バッテリが供給する電荷を測定することによって、バッテリ容量の消費量であるバッテリ消費容量を測定する測定ステップと;容量−電圧測定を用いることによって、前記バッテリ消費容量を測定するステップと;2つの前記バッテリ消費容量を、加重平均値を用いて融合することによって、融合バッテリ消費容量を算出する融合ステップと;前記融合バッテリ消費容量に応じて決定される指定閾値未満にバッテリ電圧が低下したことを検出することによって、大電流消耗障害を識別する電圧低下検出ステップと;前記大電流消耗障害を検出したことを示すために、アラームを提供するアラーム提供ステップとを有することを特徴とする、バッテリ消耗検出方法。
請求項9
前記アラーム提供ステップは、患者に局所的に前記アラームを提供することを有する、請求項8記載のバッテリ消耗検出方法。
請求項10
前記アラーム提供ステップは、通信ネットワークにおいて遠隔的に前記アラームを提供することを有する、請求項8記載のバッテリ消耗検出方法。
請求項11
前記通信ネットワークにおいて遠隔的に前記アラームを提供することは、無線ネットワークにおいて前記アラームを提供することを有する、請求項10記載のバッテリ消耗検出方法。
請求項12
前記電圧低下検出ステップは、毎日、前記バッテリ電圧を測定することを有する、請求項8〜11何れか一項記載のバッテリ消耗検出方法。
請求項13
前記電圧低下検出ステップは、1日に2回以上、前記バッテリ電圧を測定することを有する、請求項8〜11何れか一項記載のバッテリ消耗検出方法。
請求項14
前記アラーム提供ステップは、前記バッテリ電圧の2つの測定値が、プログラム可能な閾値未満である場合に、前記アラームを提供することを有する、請求項13記載のバッテリ消耗検出方法。
請求項15
前記電圧低下検出ステップは、障害の無い大電流引込状態からの電圧回復による低電圧測定値の検出を、削除することを有する、請求項8〜14何れか一項記載のバッテリ消耗検出方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
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US20200121187A1|2020-04-23|Heart failure monitoring
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